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奇美集団創業者の許文龍氏、北京で政協主席と会談


ニュース その他分野 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025326

奇美集団創業者の許文龍氏、北京で政協主席と会談

 

 台湾独立派に近いとされ、中国政府に敬遠されていた奇美集団の創業者、許文龍氏が15日、北京で賈慶林・人民政治協商会議全国委員会主席と会談した。会談は双方の「和解」を象徴するもので、今後の動きに注目が集まる。16日付工商時報が中国メディアの報道を引用し伝えた。

 賈主席との会談は北京の人民大会堂で行われ、奇美集団の廖錦祥董事長、中国の王毅・国務院台湾事務弁公室主任らが同席した。

 賈主席は席上、「現在両岸(中台)関係は平和的に発展している。海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の発効は、両岸の経済関係が相互に利益をもたらす関係となり、協力発展の新たな段階に入ったことを象徴している」と述べ、合意済みのアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)などの実施に向けた交渉を急ぐ方針を示した。

 許氏は中国の中華中山文化交流協会の招きで、奇美愛楽管弦楽団を率い訪中しているもので、北京、上海、南京、寧波、仏山での講演を予定している。