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市中銀行2行、流動性テストで不合格


ニュース 金融 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025332

市中銀行2行、流動性テストで不合格

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の李紀珠副主任委員は15日、預金全額保護措置が今年末で期限を迎えるのを前に、市中銀行の流動性ストレステストを実施したところ、小規模銀行2行で問題が指摘されたことを明らかにした。うち1行は既に是正措置を講じた。金管会は残る1行に対し、年内に措置を講じるように指示した。16日付工商時報などが伝えた。

 流動性ストレステストは、高金利による預金集め、預金流出などの実態を調べたもので、2行は流動性リスクが高いと判断された。金管会は具体的な銀行名を公表していない。

 これについて、中央存款保険公司(預金保険機構に相当)の陳上程董事長は、「台湾の金融機関の流動性比率はいずれも法定基準の7%を満たしており、不合格になる金融機関はないはずだ」とした上で、金管会によるテスト項目が不明なので、どの銀行が不合格になったのかは説明できないとした。