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グーグルマップのストリートビュー、消基会がプライバシー保護要請


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025333

グーグルマップのストリートビュー、消基会がプライバシー保護要請

 
 インターネット検索大手、グーグルが地図サービス「グーグルマップ」の「ストリートビュー」で公開している街並みの画像上の車両ナンバーや人の姿が個人のプライバシーを侵害しているとして、中華民国消費者文教基金会(消基会、CFCT)はグーグルに対しこれらを削除するよう呼び掛け、国家通訊伝播委員会(NCC)に対し指導を求めた。16日付自由時報が伝えた。

 消基会は、グーグルは人の顔の部分にぼかし処理を施しているものの、服装や体型によって個人を特定できることもあり、人の姿そのものを削除するのが望ましいとの考えだ。消基会の雑誌社「消費者報道」の徐則鈺副社長は「車両がモーテルや質屋の前に停まっている画像は、車両所有者の個人的な信用にかかわる可能性もある」と述べ、これによって受けた損害は民法に従い損害賠償を求めることもできると指摘した。

 NCCは、民法や刑法に触れるような個人情報の漏えいやプライバシーの侵害があった場合、NCCのウェブサイト(www.win.org.tw)で報告を受け付けるとしている。

 なお、グーグルは「技術を駆使してぼかし処理しているが、多少のミスは避けられないため、不適切な内容を報告できるオプション機能『問題の報告』を設置している」と説明した。