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ネットで人気の「阿舎乾麺」、調味料変質で下痢


ニュース 食品 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025337

ネットで人気の「阿舎乾麺」、調味料変質で下痢

 
 インターネット上で人気の汁なし麺(めん)「阿舎乾麺」を購入した消費者から6月以降、添付の調味料パックが発酵し膨張しているとの苦情が相次ぎ、一部の消費者は気付かずに食べ、下痢の症状を訴えていたことが分かった。台南県衛生処は15日、製造元の慶新食品企業(同県永康市)に営業停止を命じた。16日付蘋果日報が伝えた。

 衛生処は先月、慶新食品企業に対する立ち入り検査を行い、改善措置を命じたが、業者側はそれを無視。その後、15日の再検査でも状況が改善しておらず、膨張した調味料パックから微生物が検出されたため、衛生処は直ちに営業停止処分を下し、同時に食品衛生管理法に基づき、6万~30万台湾元(約16万~81万円)の罰金処分を下した。

 製造元は「調味料は防腐剤を添加していない。契約業者から供給を受けた醤油に水分が多く、調味料が発酵して膨張したのではないか。醤油の濃度を見直し、高温高圧殺菌措置を取ることで再発を防止できる」と説明した。また、消費者に対しては、商品の交換、返品に応じるとした。

 阿舎乾麺はネット販売の人気商品で、昨年は年間123万パックを生産し、売上高は1,000万元近くに上っていた。