ニュース 電子 作成日:2010年9月16日_記事番号:T00025340
来年のスマートフォン世界市場全体の出荷台数は、今年比60%増の4億台に達するとの予測がシンクタンクの拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)から示された。2015年には携帯電話出荷の2台に1台がスマートフォンとなり、市場規模は8億台まで拡大する見通しだ。16日付経済日報が報じた。
TRIによると、米アップル「iPhone」など高価格スマートフォンに対抗する形で、グーグルのアンドロイドOS(基本ソフト)搭載機種が低価格から高価格まで幅広く投入され、スマートフォンの普及を後押しする。
ブランドの宏達国際電子(HTC)は、販売台数増と製品ラインナップ拡充でシェア拡大を狙う構えだ。今年第4四半期には中国市場に4機種を投入する。
受託メーカーでは、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)が多種少量生産方式を採る一方で、華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)は規模の経済を追求して絶対量で増収を狙い、LGエレクトロニクスのブランドを通じてインド市場に進出する。英華達(インベンテック・アプライアンシズ)は、ヒューレット・パッカード(HP)やパームからの受注削減を受け、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)からEMS(電子機器受託生産サービス)への転換を図る。
また、スマートフォン人気は部品の供給不足を引き起こし、特に▽アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)方式の液晶パネル▽NOR型フラッシュメモリー▽パワーアンプ(PA)──の不足が深刻となりそうだ。
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