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「シブトラミン」含有のやせ薬、処方を制限


ニュース 医薬 作成日:2010年9月17日_記事番号:T00025366

「シブトラミン」含有のやせ薬、処方を制限


 行政院衛生署は16日、いわゆるやせ薬でシブトラミンと呼ばれる成分を含む製品について、循環器系疾患や脳卒中のリスクが指摘されていること受け、処方範囲を限定することを申し合わせた。販売停止措置は見送られた。17日付蘋果日報が伝えた。

 台湾のやせ薬市場では、シブトラミンを含む「リダクティル」が70~80%のシェアを占めるとされる。衛生署はシブトラミン含有薬の処方を衛生署が認めた適応症に限ることを医師に徹底するとともに、製薬会社に1カ月以内にリスク評価報告とリスク管理計画書の提出を求めるとした。

 衛生署は1カ月後に改めて審議を行い、リスクが高いと判断された場合には、医師による処方や薬局での販売を中止する措置を取る方針だ。

 シブラトミン含有薬をめぐっては、米食品医薬品局(FDA)が16日、販売中止の是非を専門家による諮問委員会に諮ったが、販売中止と販売継続の票数が同数となり、結論が出なかった。