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CSC、棒線の生産能拡充へ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年9月17日_記事番号:T00025367

CSC、棒線の生産能拡充へ


 中国鋼鉄(CSC)は、台湾市場で棒線の需要が高まっていることを受け、第4四半期から生産能力の拡充に着手する。来年第2四半期には単期で54万2,000万トンと、今年第3四半期の47万9,000トンから約13%増強する。同社の棒線年産能力は計217万トンに拡充され、生産額は単期で15億台湾元(約40億円)増加する見込みだ。17日付経済日報が伝えた。

 ねじやケーブル、工具の原材料として使われる棒線は、今年に入ってからねじ業界などでの需要が回復、価格も高水準で推移している。一方、台湾市場で生産するのは一貫製鉄所ではCSCのほか豊興鋼鉄や威致鋼鉄のみで、単圧メーカーの官田鋼鉄、聚亨企業集団(タイクーンズ・グループ)、燁興企業などは輸入原料を棒線に加工して供給しているが、不足が続いている。うち線材は年間40万トンを日本と韓国からの輸入に頼っている状態だ。