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作成日:2010年9月17日_記事番号:T00025368
iPadが10月にも発売、通信キャリアが取り扱いに意欲
市場観測によると、早ければ10月とみられる米アップルのタブレット型パソコン「iPad」の台湾市場での発売を直接手掛けられるよう、中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の通信キャリア3社がアップルに働き掛けている。iPadは、他の地域ではこれまで、まずアップル直営店や3C(コンピュータ、通信、家電)販売店で発売されるのが通例となっている。17日付工商時報が報じた。
中華電信はiPad対応の公衆無線LAN「Wi-Fi」ホットスポットをコンビニエンスストアとの提携で、年末までに8,000カ所まで拡大する。また、同社の電子ブックコンテンツサービス「Hami書城」の対象をiPadなどタブレットPCまで広げる構えだ。台湾大哥大も電子ブックコンテンツサービスを計画。遠伝電信は10月にiPadを発売し、年内には台湾全土の販売店で取り扱うことを目指している。
17日午前零時にアップルのスマートフォン「iPhone 4」を台湾で同時発売した通信キャリア3社は、末端市場での販売力とコンテンツサービスの手厚い展開力を見せつけ、iPadの販売権獲得でアップルを説得したい考えだ。