中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の通信キャリア大手3社は17日午前零時、米アップルのスマートフォン「iPhone 4」を同時発売した。第1陣として台湾に供給されるのは4万~4万5,000台にとどまり、年末まで品薄状態が続くとみられている。通信大手3社による同一機種同時発売は初めてで、3社が開いたイベントには多くのアップルファンが詰め掛け、中には10時間も前から列に並んだ人もいた。17日付経済日報が伝えた。
中華電信が発売した「iPhone 4」1機目は、アップルファンの男性が購入。「質感がある。さすが人気のスマートフォン」と満足のようすだった(17日=中央社)
本体が無料となる通信料金プランは、16GB(ギガバイト)機種では台湾大哥大が月額1,667元(2年契約)のプランで最も安く、中華電信は同1,749
元、遠伝は同1,758元。32GB機種の本体価格は遠伝の同1,758元プランが本体無料以外では最も安い3,400元(通信費用2万2,000元以上の先払いが必要)。
販売業者は、中華電信での「iPhone 3GS」の販売台数が前世代機種「3G」の3倍だったことから、「iPhone 4」も中華電信で「3GS」の3倍、台湾大哥大、遠伝で1~2倍以上が見込めるとしている。