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DRAM相場下落、各社の下半期利益に懸念


ニュース 電子 作成日:2010年9月17日_記事番号:T00025373

DRAM相場下落、各社の下半期利益に懸念

 
 集邦科技(トレンドフォース)傘下の調査機関、DRAMエクスチェンジによると、9月上旬の容量1ギガバイト(GB)DDR3DRAM契約価格は10.6%の大幅下落となった上、昨年10月以来で最低の平均2.09米ドルまで落ち込んだ。DRAMメーカーは需要期の第3四半期の期待が外れた上、非需要期の第4四半期を迎えることで、下半期の利益が上半期を下回る恐れが出てきた。17日付経済日報が報じた。

 集邦科技は、第3四半期のDRAM契約価格は前期比13%下落し、第4四半期は20%下落して、年末には1GBのDDR3 DRAMが1.5米ドルまで落ち込むと予測した。そして、サムスン電子が価格競争に持ち込んだ場合、▽南亜科技▽華亜科技(イノテラ・メモリーズ)▽力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)▽茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)▽華邦電子(ウインボンド・エレクトロニクス)──は製造プロセスを40ナノメートルに移行できない限り、利益を出すのは困難だと警告した。

 一方、南亜科技の白培霖副総経理は、パソコン向けDRAM需要が活性化し始めており、第4四半期のDRAM価格下落は急激なものとはならないと予測。市場は早くから悲観しすぎだと指摘した。