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11年の世界半導体市場、5%成長にとどまる=TSMC董事長


ニュース 電子 作成日:2010年9月17日_記事番号:T00025378

11年の世界半導体市場、5%成長にとどまる=TSMC董事長

 
 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は16日、来年の世界全体の半導体市場は5%成長にとどまり、今年の30%成長から大幅に低下するとの予測を示した。張董事長は以前、2011~16年の年平均成長率について7~8%との予測を示していたが、この水準を下回る数値だ。17日付経済日報が伝えた。

 張董事長は一方で、TSMCは優位なビジネスモデルを持つため、来年は10%以上の売上高および利益成長率を見込んでいると明らかにした。また、来年同社は供給過剰に見舞われることはないとの認識も示した。今年の状況については「顧客はまだ列を作って順番待ちをしている」と述べ、売上高、利益ともに前年比30%成長を達成できると予測した。

 証券会社の予測によると、同社の今年通年の売上高は4,140億台湾元(約1兆1,200億円)に達する。11年は4,500億元、12年は5,000億元の予測だ。