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プロゴルファー曽雅妮、10億元オファーを断った理由


ニュース 社会 作成日:2010年9月20日_記事番号:T00025383

プロゴルファー曽雅妮、10億元オファーを断った理由

 
 女子ゴルフ世界ランキング4位で台湾出身の曽雅妮(21)はこのほど、中国企業から示された破格のスポンサー契約オファーを断った。理由は中国籍への帰化を求められたことだった。18日付蘋果日報が伝えた。

 曽は昨年から中国・北京市の複合企業、華彬集団からスポンサー契約のオファーを受けてきた。同社は先月、5年間で2,500万米ドルのスポンサー料に加え、専用機と北京にある豪邸の提供という総額10億台湾元(約27億円)の条件を提示。条件として、曽が中国籍に帰化することを要求した。

 提示条件は、米メジャーリーグの王建民投手(ナショナルズ)の年俸を上回る金額だった。そこには2016年からゴルフが五輪の正式種目となる中、有力選手を迎え入れたい中国の思惑があった。しかし、父親の曽茂炘さんは「絶対に帰化などしない。その場で断った」ときっぱり。台湾人としての誇りはカネでは買えず、中国の計略は失敗に終わった。