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緑能、南科に生産ライン新設へ


ニュース その他製造 作成日:2010年9月20日_記事番号:T00025394

緑能、南科に生産ライン新設へ

 
 太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)ウエハー最大手で、薄膜太陽電池生産も手掛ける緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は17日の董事会で、57億7,000万台湾元(約156億円)を投じ、南部科学工業園区(南科)にシリコンウエハー生産ラインを新設することを決定した。規模は未定としているが業界では400メガワット(MW)規模との見方で、同社の生産能力は計1.4ギガワット(GW)に引き上げられる見通しだ。18日付経済日報が伝えた。

 同社は南科でのライン新設について、「既に産業集積地が形成され周辺インフラも整備されている上、重要顧客の一部も進出しているため」と説明した。出荷から顧客への納品までが1時間以内で済み、輸送の時間やコストを節減による効率向上で、シェア拡大、業績成長につなげられるとみている。

 林和龍同社総経理によると、シリコンインゴットとウエハーは需給のひっ迫が続き、太陽電池産業のボトルネックとなっている。緑能は、今年の第2四半期にシリコンウエハーの生産能力を600MWまで拡充、もともと第4四半期末まで1GWへの拡充を予定していたが、市場の先行きを好感してさらなる拡充を決定した。