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鉄鋼生産能力、経済部が総量規制導入


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年9月20日_記事番号:T00025397

鉄鋼生産能力、経済部が総量規制導入


 経済部は台湾での今後15年間の鉄鋼需要や環境負荷を考慮し、鉄鋼生産能力の総量規制を導入することを決めた。2011年時点の年産2,310万トンから2段階の増産で、12年時点で同2,560万トン、25年時点では同2,660トンとする構えだ。20日付工商時報が伝えた。

 経済部工業局は「台湾の鉄鋼需要は小幅ながら成長が見込まれるが、今後鉄鋼メーカーの増産計画が総量規制を上回った場合、認可されないケースもあり得る」と説明した。同局は台湾の域内需要を満たすには至らないが、不足分は安定した輸入で賄えるとみている。鉄鋼の自給率は80~90%で推移する見通しだ。

 経済部はこのほど、「鋼鉄産業政策環境環境評価報告」の中で、台湾の鉄鋼産業は成熟期に入っていると指摘し、今後は高級鋼材の生産比率を高めていくべきだと指摘した。