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TPV、台湾に経営本部設置か


ニュース 電子 作成日:2010年9月20日_記事番号:T00025405

TPV、台湾に経営本部設置か

 
 20日付経済日報によると、ディスプレイ製品受託生産世界最大手で、台湾系の冠捷科技(TPVテクノロジー)が、300億~500億台湾元(約810億~1,350億円)を投じて台湾に世界経営本部、研究開発(R&D)センターおよび工場を設置するとの観測が出ている。

 業界関係者によると、今回の大規模な台湾投資計画は、液晶テレビの大画面化が進むにつれて運搬が困難となり、組み立てメーカーと液晶パネルメーカーの協力が不可欠となっていることが背景にあるという。TPVは世界経営本部に、最近関係を深める液晶パネル大手、友達光電(AUO)の進出も要請するとみられ、両社は最新の光電製品開発で協力し、ディスプレイ製品世界最大手の座を狙う鴻海科技集団(フォックスコン)に対抗したい思惑のもようだ。

 香港とシンガポールで上場するTPVは、台湾では台北県中和市を主要拠点として 1,600人以上の従業員を抱え、研究開発などの業務を主に行ってきた。現在同社は台北県で土地を探しているとされ、きょう(20日)にも行政院の全球招商中心(世界企業誘致センター)に投資計画を説明するとみられる。