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高雄水害、3候補が選挙運動停止


ニュース 政治 作成日:2010年9月21日_記事番号:T00025415

高雄水害、3候補が選挙運動停止

 
 台風11号(アジア名・ファナピ)によって高雄県市の広い範囲が水害に見舞われたことを受けて、11月に高雄県との合併で行われる高雄市長選挙の有力候補者3人が20日、当面選挙運動を停止して被災者の支援活動に専念すると表明した。21日付中国時報が報じた。
 
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被災住民の陳情を受けた陳菊市長は、「200年に一度の雨量に十分対応できなかった」と釈明した(20日=中央社)
 
 民進党公認で現職の陳菊市長は、被災者の支援活動が終了するまでの間、あらゆる選挙運動を停止すると選挙対策本部が発表。各郷鎮市区の選挙支部や後援会の幹部らが復興作業のボランティア活動に当たるとした。陳市長は市内の被災地の視察を行った際、下水道の浸水対策設計と河川整備の全面的な見直しに着手する考えを表明した。

 国民党公認の黄昭順立法委員も、シンガポールから帰台した直後に被災地に赴き、当面の選挙運動の停止を発表した。

 無所属で出馬する楊秋興・高雄県長も、今後1週間、被災地の復興活動に全力投球すると宣言した。楊県長は高雄県内の被害は深刻だとして、中央政府に対し、昨年の台風8号(アジア名・モーラコット)の際の基準に従って、被災者への補償額引き上げるよう求めた。