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海運各社、収益確保で便数削減


ニュース 運輸 作成日:2010年9月21日_記事番号:T00025422

海運各社、収益確保で便数削減

 
 海運各社は、中国の国慶節連休(10月上旬)以降の閑散期を控え、運賃急落を回避するため、相次いで便数削減を決めている。21日付工商時報が伝えた。

 10月はデンマークのA.P.モラー・マースクがアジア~北西欧航路で3便を減便。陽明海運、川崎汽船、中国遠洋運輸集団(COSCO)、韓進海運(韓国)が加盟するCKYHアライアンスも欧州航路3便を減便する方向だ。長栄海運(エバーグリーン・マリン)も追随する構えを見せている。冬季減便については、各社とも検討段階だが、12月以降に減便されるとみられたアジア~米国航路では、減便時期が11月に前倒しされる可能性がある。

 業界関係者は、需給状況からみて、輸送実績が最も悪化しているのは中国の華北、華中地区だと指摘する。10月は上海に寄港する欧州航路で減便が目立つという。

 欧州航路では1TEU(20フィート標準コンテナ換算)の運賃が9月に入りじり安となっており、8月中の2,200米ドルから先週末(17日)には1,650米ドルまで下落している。