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作成日:2010年9月21日_記事番号:T00025431
BenQのモニター・プロジェクター、「来年は台湾トップ目指す」
明基友達グループ、明基電通(BenQ)の董于震・台湾地区総経理は20日、BenQブランドの液晶モニター、液晶テレビ、プロジェクターで今年下半期に台湾シェア上位3位入りを果たし、来年はモニターで華碩電脳(ASUS)を、プロジェクターでエプソンを超え、ともに1位を狙うと表明した。21日付工商時報が伝えた。
BenQの液晶モニターは現在、ASUS、CHIMEI(チーメイ)、宏碁(エイサー)、ビューソニックに次ぐ台湾4位でシェアは約10%。下半期にはこれを25%まで拡大したい考えで、ASUSやエイサーによる自社PCとのセット販売に対抗するため、ノーブランドPCとのセット販売や、企業や公共機関の調達をターゲットとすることで、下半期の出荷台数を前期比50%増とし、通年の出荷台数で17万~18万台を目指す。
なお、市場調査会社、ディスプレイサーチの統計によると、バックライトに発光ダイオード(LED)を採用したLEDモニターの台湾市場で、BenQは今年第1四半期22.6%だったシェアが、上半期通期では47%と大きく伸びた。同社は20日、LEDモニターのシリーズを発表しており、下半期はシェアが60%まで拡大する可能性がある。