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作成日：2010年9月21日_記事番号：T00025434
ペガトロン、中国自作ＡＩＯパソコン市場開拓
21日付電子時報によると、電子機器受託メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）が、８月から米イングラム・マイクロと中国京東方科技集団（ＢＯＥ）と提携し、中国の自作オールインワン（モニター一体型、ＡＩＯ）パソコン市場の開拓に取り組んでいる。ペガトロンがマザーボード、関連部品、外観デザインなどを提供、ＢＯＥが金型開発や液晶パネルを担当し、イングラム・マイクロが販路を構築する形で役割分担している。ペガトロンはこれによりマザーボードの出荷増につなげたい考えとみられる。
３社は９月末から遼寧省瀋陽や陝西省西安、四川省成都、浙江省杭州の４都市で、自作ＡＩＯパソコン「佩加洛貴族」シリーズを販売する。消費者はプロセッサーやメモリ、ハードディスクなどの部品を予算に合わせて組み合わせられる上、組み立てや実装は簡易なものにしながら自作の楽しみを提供するとしている。
ＡＩＯパソコン市場は最近、米アップルやヒューレット・パッカード（ＨＰ）以外のブランドによる低価格製品での参入が相次いでいる。しかし既製品は現段階で性能が低く、アップグレードも難しいことを考慮し、３社は自作市場での展開を決めたもようだ。
