ニュース 電子 作成日:2010年9月21日_記事番号:T00025435
21日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手、英業達(インベンテック)と、シンガポールの電子機器受託生産サービス(EMS)大手、フレクストロニクス・インターナショナルの幹部同士がこのところ頻繁に接触しており、提携または合併の可能性を模索しているとの市場観測が浮上している。ただ、これについて両社とも憶測にすぎないと否定した。
ノートPC業界関係者によると、フレクストロニクスは2008年に華宇光能(アリマ・フォトボルタイック&オプティカル、当時は華宇電脳)からノートPC事業を獲得。一方、インベンテックも、アリマから桃園工場棟を買収したほか、このほどアリマ傘下の携帯電話受託生産、華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)に10%出資しており、両社はアリマとの関係を通じて接触を持つようになったようだ。
インベンテックは、鴻海精密工業のノートPC受託生産市場参入を受け、09年ノートPC出荷2,200万台が10年には1,700万~1,800万台まで落ち込む見通しだ。業界関係者は、インベンテックとフレクストロニクスが手を結べば、出荷規模を年間2,500万~3,000万台まで拡大でき、調達やコスト抑制の面で双方にとってメリットがあると指摘した。ただ、インベンテックの時価総額が480億台湾元(約1,300億円)と高いこと、両社の企業文化の違いなど懸念事項もあるとしている。
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