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DRAM価格はQ4に底打ち=パワーチップ董事長【表】


ニュース 電子 作成日:2010年9月21日_記事番号:T00025439

DRAM価格はQ4に底打ち=パワーチップ董事長【表】

 
 DRAM大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁董事長は、ピークから既に17%落ち込んでいるDRAM価格は、第4四半期にさらに15~18%下落するとみている。累計の下落幅が30%に達すれば調整は十分との認識で、また末端市場やOEM(相手先ブランドによる生産)メーカーの在庫水準が9月末時点で平均値を下回るとみられることから、DRAM価格は第4四半期に底を打つとの見方を示した。21日付工商時報が報じた。
 
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 黄董事長は今回の相場下落について、各社の製造プロセス移行がスムーズにいかず、歩留まり率が向上しないためにOEMメーカーの認証を受けられないことから、スポット市場に製品が投入されていることが要因で起きているにすぎず、供給過剰の懸念はないとの分析を示した。

 黄董事長は来年の見通しについて「世界全体の市況を見る必要がある」とした上で、「景気が良ければ、DRAMモジュールの容量は2ギガバイト(GB)から4GBに移り、40ナノプロセスによる2GBの生産コストは2.5~3米ドルになる」と語った。