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作成日：2010年9月23日_記事番号：T00025442
陳前総統、秘密脱出ルート暴露で追起訴へ
総統府機密費の不正流用などの罪で二審有罪となった陳水扁前総統が昨年10月、台湾高等法院で行われた保釈請求の審理で、現職総統が緊急時に使う二つの秘密脱出ルートの存在を暴露したとして、国家機密保護法違反の罪で追起訴される見通しとなった。23日付中国時報が伝えた。
検察当局は、陳前総統の発言内容を国防部、国家安全局などに確認し、脱出ルートの存在を事実と確認。発言が国家機密の漏えいに当たると判断した。
陳前総統は当時、現職総統には士林官邸（蒋介石元総統の官邸）と軍施設の衡山指揮所の間、総統府と国防部の間にそれぞれ秘密通路があり、ヘリコプターで脱出できるようになっていると暴露した。その上で、「あれは現職総統のための脱出ルートだ。蒋という苗字の人間ならいざ知らず、既に辞任した自分は逃げられるはずがない」などとして、保釈を強く求めていた。
