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自動車・二輪車
作成日:2010年9月23日_記事番号:T00025457
中華汽車の小型電動バイク、来年2万台販売に意欲
小型電動バイク「e-moving」を6月に発売した中華汽車工業の劉興台・執行副総経理はこのほど、来年の電動バイク販売目標を2万台とし、台湾市場でシェア50%を狙うと意欲をみせた。同社は、海外市場開拓を視野に新車種2モデルの開発に着手しており、年末にテスト走行、来年発売を予定している。22日付工商時報が報じた。
劉執行副総経理によると「e-moving」の受注は累計2,000台を超え、既に1,400台を納車。現在台湾市場2,600台余りの過半を占め、政府調達案件を除くと90%以上を占めるという。
また、三陽工業(SYM)もリン酸鉄リチウム電池、光陽工業(KYMCO)はリチウムイオン電池採用の小型電動バイクを開発し、経済部工業局が電動バイク普及推進のため実施している、1台当たり8,000台湾元(約2万1,000円)の補助金支給の対象モデルに選ばれている。
8月に補助対象となった三陽工業の小型電動バイク「e-st@r」は販売価格が5万元余りで、月100台販売を目指す。光陽工業の「サンボーイ」は5万2,800元で、これまで20台しか売れていないものの、今後の商機を好感し、来年中に新たなモデルを開発する考えだ。