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豊田合成とエピスター、LED新会社設立


ニュース 電子 作成日:2010年9月23日_記事番号:T00025467

豊田合成とエピスター、LED新会社設立

 
 豊田合成(本社・愛知県清須市、若山甫社長)と晶元光電(エピスター)は21日、発光ダイオード(LED)の開発・製造・販売を行う新会社「豊晶光電」の設立を発表した。両社は今月16日、青色および赤色LEDに関する特許のクロスライセンス契約を結んだばかり。新会社は主にLED照明向け製品を扱い、台湾および中国市場への供給を目指す。22日付経済日報が伝えた。

 豊晶光電の資本金は6,000万円。出資比率は豊田合成が51%、エピスターが40%、残りの9%は豊田合成の台湾販売代理店、敦意集団(ツインヒル)が占める。董事長と総経理を含め董事会(役員会)7人中4人を豊田合成が派遣、2人はエピスターから、残り1人は敦意からという構成だ。正式な設立は11月1日の予定で、2011年度(11年4月~12年3月)で売上高50億円を目指す。

 エピスターの李秉傑董事長は、「台湾のLED産業、とくに川下のパッケージング・テスティング(封止・検査)各社は特許が障壁となって海外大手からの受注が難しい」と指摘。新会社は、世界の大手メーカー各社とクロスライセンス契約を結んでいる豊田合成との提携によって特許侵害リスクのないLEDを川下に供給できるため、今後海外大手からの受注獲得に寄与するとみている。