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対台湾ミサイルの撤去、「最終的に実現」=温家宝中国首相


ニュース 政治 作成日:2010年9月24日_記事番号:T00025471

対台湾ミサイルの撤去、「最終的に実現」=温家宝中国首相

 
 温家宝・中国首相は22日ニューヨークで行った、世界各地の中国語メディアとの座談会で、台湾に向けたミサイルの撤去問題についての質問に対し「最終的には実現すると思う」と発言した。中国の指導者がミサイル撤去に前向きの姿勢を示したのは初めて。24日付中国時報が報じた。
 
 ミサイル撤去問題に関しては、中国国防部の耿雁生報道官が今年8月、中台双方が「一つ中国」の立場に立つことを前提条件とした上で、台湾側との協議が可能と発言していた。

 温首相はまた、「海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結によって両岸(中台)関係はさらに緊密になった。両岸はこれを基礎として政治・軍事の相互信頼の確立を進めることができる」と述べ、政治・軍事面での対話推進に意欲を示した。

 温首相の発言について、行政院大陸委員会は、「ミサイル撤去は実行されなければならず、大陸(中国)のみでできることだ。台湾人民は当然、できる限り早い実現を願う」とのコメントを発表した。