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台北市の未完成住宅、平均価格・成約件数ともに下降【図】


ニュース 建設 作成日:2010年9月24日_記事番号:T00025483

台北市の未完成住宅、平均価格・成約件数ともに下降【図】

 
 住宅専門誌「住展雑誌」の最新調査によると、6月25日に1坪当たり62万4,000台湾元だった台北市の住宅未完成物件の平均価格は、9月23日には同60万6,000元(約162万円)となり3カ月で2.8%下落した。また、不動産仲介業、海悦広告(hiyes)の黄希文総経理によると、同期間の成約件数は10~20%減少した。住展の倪子仁研発長は、「中央銀行による不動産価格の抑制政策が効果を発揮している」と指摘した。24日付工商時報が報じた。

 平均価格の下落が小幅にとどまったことについて倪研発長は、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の正式発効を受けて売り手が強気に転じており、売り出し価格が高くなっていることを要因に挙げた。

 一方、永慶房屋の調査によると、中古物件の平均価格は既に8月に下げ止まったほか、商用不動産物件および大台北地区(台北県市、基隆市)の土地相場は過去最高を記録しており、流動資金がこれら物件に流れ込んでいることがうかがえる。
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