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中龍が線材増産、川下メーカー歓迎


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年9月24日_記事番号:T00025488

中龍が線材増産、川下メーカー歓迎

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)は、線材の生産を拡大しており、川下のねじ、工具メーカーにとって原料調達難の緩和につながる見通しだ。24日付経済日報が伝えた。

 中龍は高炉増設で生産能力が年250トンに伸び、これまでビレットを生産してきた電気炉(年産100万トン)の生産能力の一部を線材の生産に転用している。現在、同社の電気炉での低炭素鋼線材生産能力は四半期当たり5万トンで、今後は10万トンにまで拡大する。最終的には現在毎年80万~100万トン輸入されている線材の自給を目指す。

 中龍の線材増産で、川下のねじメーカーの三星科技(サンシン・ファステック、台南県帰仁郷)や春雨工廠(高雄県岡山鎮)などは、輸入品を中龍の製品に切り替えることで、コスト低下につながりそうだ。