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性犯罪者への処罰強化を、総統府前で白バラデモ


ニュース 社会 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025504

性犯罪者への処罰強化を、総統府前で白バラデモ

 
 未成年者を狙った性犯罪に対する処罰強化を求め、インターネットユーザーらが組織した「正義聯盟」やクリスチャン団体の励馨社会福利事業基金会などが主催するデモが25日夕、台北市の総統府前で行われた。シンボルの白バラを手にした参加者らは、性犯罪事件の裁判で軽い判決が相次いでいることに強い不満を表明した。26日付中国時報が伝えた。
 
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デモを受けて馬英九総統は、性犯罪裁判をめぐる一連の争議を注視しているとの声明を発表、デモ参加者らの要望に前向きに応える姿勢を示した(25日=中央社)
 
 今回のデモは、インターネット上の呼び掛けで行われたもので、保護者ら数千人が集まった。参加者らは裁判官や検察官に対する評定を行う「法官検察官評鑑法」、不適格裁判官を退任させる手続きを定めた「法官法」の制定、性的暴行事件における専門家証人制度の導入などを求めたほか、14歳以下や身障者に対する性的暴行を加重処罰すべきだと訴えた。

 正義聯盟の曽香蕉発起人は「これほど多くの人が参加し怒りを訴えたのは、裁判官がこんなに軽い判決を下していたのでは、自分の子供を守ることができないという懸念があるからだ」と語った。