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TSラインズ、米西海岸路線に11月参入


ニュース 運輸 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025506

TSラインズ、米西海岸路線に11月参入

 
 コンテナ海運会社、徳翔航運(TSラインズ)は11月上旬、中国上海市の海南泛洋航運(ハイナンPOシッピング、POS)との協調配船により、華東・華南と米国西海岸を結ぶ定期貨物ルートに参入する。27日付工商時報が報じた。

 TSラインズは今年6月、豪州航路への参入でPOSと提携。今回は米西海岸路線の運営でも協力する形だ。同路線ではPOSが上海・寧波〜ロサンゼルス・ロングビーチ港を運営しており、TSラインズの加入により新たに深圳・塩田港と香港に寄港する。TSラインズは2,750TEU(20フィート標準コンテナ換算)のコンテナ船を賃借し、1週間に1回の運航を行う。来年4月には米国路線で、華東・華北ルートと華南・台湾ルートの2路線を新たに開設する計画だ。
 
 陳徳勝TSラインズ総経理によると、同社は貨物船37隻を擁し、34路線を運航する世界24位のコンテナ海運会社に成長した。今年の貨物取扱高は前年比28%増の150万TEU、売上高は前年比4割増の250億台湾元(約670億円)を見込む。

 なお同社は29日、基隆港で「徳翔台北」号のパナマ船籍から台湾船籍への転籍を行う。同社が台湾船籍の船舶を保有するのは初めてとなる。