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台プラの太陽電池素材工場、六軽計画から分離


ニュース その他製造 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025513

台プラの太陽電池素材工場、六軽計画から分離

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、太陽電池素材工場の建設計画を第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画から切り離す方向で検討している。背景には第5期拡張計画の進行が環境影響評価の遅れから停滞していることがある。27日付工商時報が伝えた。

 同社は台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)のポリシリコン工場と台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)のシラン工場を第5期拡張計画から切り離し、単独で政府に工場建設を申請する方針だ。

 このうち、台化の投資額約200億台湾元(約536億円)のポリシリコン工場は2段階に分けて投資を行い、生産能力は年1万3,000トンを見込む。完成は2012年の予定。

 台塑集団は台化のポリシリコン工場とシリコンウエハーを生産するグループ企業、台塑台湾勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー)を軸に、シラン生産に参入する台湾塑膠工業も合わせて太陽電池素材産業を強化していく方針だ。