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上半期の自動車輸出、日系車の生産委託拡大で過去最高


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025517

上半期の自動車輸出、日系車の生産委託拡大で過去最高

 
 経済部工業局の連錦漳副局長は24日、今年上半期の自動車輸出台数が1万3,000台の過去最高を記録したことを明らかにした。うち8割は国瑞汽車がトヨタから受注したもので、深刻な円高によって日系メーカーが台湾への生産委託を大幅に増やしていることが輸出増に貢献した。今年通年では例年平均の約3倍に当たる3万台を超える可能性もあるという。25日付工商時報が伝えた。

 なお、製造業全体の輸出額は、今年1~7月累計で前年同期比47.4%増の1,558億2,000万米ドルとなった。

 市場では下半期の景気見通しを不安視する声も上がっているが、連副局長は「日本の大手製造業者は海外への生産委託比率をさらに拡大する」と語り、台湾メーカーの受注増にもつながるとの見方を示した。さらに中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結と発効が、外資企業の対台投資の意欲を高め、下半期は上半期より成長の勢いは鈍るものの、それほど大きく落ち込むことはないと指摘した。