スマートフォン大手ブランド、宏達国際電子（ＨＴＣ）の周永明執行長（ＣＥＯ）は外電とのインタビューで、４Ｇ（第４世代）と呼ばれる次世代移動通信規格「ＬＴＥ（ロング・ターム・エボリューション）」対応携帯電話を来年発売すると発言した。27日付経済日報が報じた。
ＬＴＥ携帯は、このほどサムスンが、米国初のＬＴＥサービス開始を宣言した中堅キャリア、メトロＰＣＳコミュニケーションズへの供給を発表、世界初の量産メーカーとなる。一方、ＨＴＣは大手キャリアと提携し、量産規模でサムスンを上回ると予想されている。
証券会社の予測によると、ＨＴＣのＬＴＥ対応の１機種目はベライゾン・ワイヤレスと提携する可能性が高い。ただ、周執行長は、提携する通信キャリアや採用するＯＳ（基本ソフト）は未定だと語っている。
ＨＴＣはこれまで、WCDMA、TD−SCDMA対応機種などで、世界初の製品を発売してきた。今年６月にも米スプリント・ネクステルとの提携で、米国初のWiMAX（ブロード無線通信技術）対応スマートフォン「HTC EVO 4G」を発売し、人気を博している。
