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コンパル董事長、「成都工場は急がない」


ニュース 電子 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025524

コンパル董事長、「成都工場は急がない」

 
 ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の許勝雄董事長は、同社が中国・四川省成都市に工場を設置するとの業界観測について、「成都は重要な選択肢の一つ」としつつも、最重要生産拠点である昆山工場(江蘇省)で設備投資を進めており生産能力に余裕があるため、成都進出を急ぐ必要はないとの考えを強調した。23日付蘋果日報が伝えた。

 業界では、コンパルの顧客であるデルが成都市に中国2番目の主要事業所の設置を発表したことから、コンパルも同市に進出するとみられている。

 コンパルの昆山第5工場は8月に完成、第4四半期に月産能力600万台に達する。生産能力増強により、来年通年のノートPC出荷台数は今年比25%増の6,000万台を目指す。来年は業務の状況に応じて第6工場建設の計画もあるが、まだ未確定だ。

 なお、部品組み立てを行うベトナム工場も第4四半期から少量出荷を開始し、生産能力の拡充に寄与する。

 同社の9月のノートPC出荷台数は440万〜450万台で、第3四半期は前期比5%減となる見通し。第4四半期は前期比10%増の1,285万台となる見込みだ。