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メディアテックの3Gチップ、大量出荷めど立たず


ニュース 電子 作成日:2010年9月27日_記事番号:T00025528

メディアテックの3Gチップ、大量出荷めど立たず

 
 27日付電子時報によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は、WCDMA、TD−SCDMAなど3G(第3世代)携帯電話用チップの大量出荷スケジュールが遅れ続けている上、ライバルの低価格戦略から、平均販売価格(ASP)下落が止まらず、第4四半期〜来年第1四半期の粗利益率が低下するとの懸念が出ている。

 メディアテックは、中国の国慶節(建国記念日)連休(10月上旬)を控えた受注増や新興市場の携帯電話需要の高まりで、第3四半期に入って売上高が毎月10%以上ずつ伸びており、通期では当初予測の前期比5〜8%減を上回る、同3%減以内の290億〜300億台湾元(約780億〜800億円)となる見通しだ。

 第4四半期も、欧米市場の低迷は年初来変わらないものの、中国や新興市場の需要好調が続き、一定水準以上の業績を保つ見通しだ。しかし一方で、売上高の伸びが弱まりつつある中、3Gチップの出荷を拡大できなければ、ASPの下落圧力がさらに高まるとみられる。