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高雄市長、台風来襲時に「眠った」発言で波紋


ニュース 政治 作成日:2010年9月29日_記事番号:T00025561

高雄市長、台風来襲時に「眠った」発言で波紋

 
 9月19日に台風11号(アジア名・ファナピ)が台湾南部を襲った当時、防災救援を指揮すべき陳菊高雄市長と副市長2人が災害対策本部に向かわず、公邸にとどまっていたことが28日、明らかになった。このうち、高雄市議会で国民党議員の追及を受けた陳市長は、当時公邸で「眠った」と発言し、波紋を呼んでいる。29日付中国時報が伝えた。
 
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陳市長は高雄市議会の議場で、国民党議員に辞任を求める文字ポスターを貼られてしまった(29日=中央社)
 
 問題となったのは19日午後の行動だった。陳市長は県市合併で高雄市に編入される高雄県内で大規模な水害が発生した状況をテレビで把握し、側近と今後の日程などを詰めていたという。当時の様子について、林国正市議が「テレビを見ていて眠ったことはなかったか」と質問したのに対し、市長は「ある」と答えた。

 これを受け、一部メディアが陳市長は公邸にとどまったまま「寝ていた」というニュアンスで報道。市政府は「側近と災害対策会議を開き、20分間前後の休憩時間を利用して、体力を蓄えていた」と釈明し、火消しに努めた。国民党は今回の発言を材料に、高雄市長選で陳市長への攻勢を強める構えだ。