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太陽誘電が光ディスク生産を縮小、CMC・ライテックに恩恵


ニュース 電子 作成日:2010年9月29日_記事番号:T00025581

太陽誘電が光ディスク生産を縮小、CMC・ライテックに恩恵

 
 光ディスク生産を手掛ける日本の太陽誘電が27日、市場の縮小や円高、低価格を強みとする台湾メーカーの台頭を受け、傘下の光ディスク生産能力を月産1億1,000万枚から同6,500万枚へ41%縮小すると発表した。これについて29日付経済日報は、円高による打撃は日系メーカーが受容できない水準に達していることを示し、今後ブルーレイディスク(BD)を含め、中環(CMCマグネティクス)や錸徳科技(ライテック)など台湾光ディスクメーカーへの大幅な生産委託が進むと指摘した。

 CMCとライテックの2社は、「円高が日系メーカーに与える影響は極めて深刻で、CD−RやDVD、BDの受託生産事業は重要なターニングポイントを迎える」との見方を示した。時期的には第3四半期から第4四半期にかけて日系メーカーの外部委託が一気に拡大すると業界関係者はみている。

 日系メーカーが世界シェア7~8割を握る最先端のBDで外部委託が進めば、台湾メーカーに100億台湾元(約270億円)以上の商機が生まれる見込みだ。