ニュース 社会 作成日:2010年9月30日_記事番号:T00025589

統一超商(プレジデント・チェーンストア)のセブン−イレブンが29日、台湾の玄関口、桃園国際空港の第2ターミナルにソフトオープンした。同空港にコンビニが進出するのはこれが初めてで、空港内は「物価」が非常に高いだけに、旅客からの評判は上々だ。水道や電気、電話代など各種料金の支払いもできることから、空港で働く職員たちにも歓迎されている。
桃園空港のコンビニ第1号となったセブン−イレブンの店舗はターミナルロビーの2階に位置し、売り場面積は約100平方メートル。場所柄、旅行用品や台湾土産が比較的多いが、商品の値段は空港外と同じ。初日の売れ筋はコーヒー、弁当、サンドイッチで、4台のコーヒーサーバーは常時フル回転となった。売り上げも一般店舗の倍に上り、人気のほどがうかがえた。
コンビニが歓迎される背景には、空港内の飲食価格の高さがある。例えば、空港内のレストランでいなり寿司定食(4個入り、みそ汁付)を注文すれば、1人前260台湾元。これに対し、コンビニでいなり寿司(3個入り、35元)とインスタントみそ汁(25元)を購入すれば、わずか60元と4分の1以下だ。レストランで食事をすれば、定食で250元前後だが、コンビニ弁当なら1食65元で済む。
また、コーヒーの値段の差も大きい。空港内飲食業者が1杯90元なのに対し、コンビニのシティカフェ(ミドルサイズ)なら35元と半額以下だ。
交通部によると、今後桃園空港の第1ターミナルや高雄国際空港をはじめ、台湾域内線の各空港にもコンビニがオープンする予定で、「空港の物価は高い」という常識が崩れる日も近いようだ。
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