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中科二林園区、開発工事を再開


ニュース その他分野 作成日:2010年9月30日_記事番号:T00025591

中科二林園区、開発工事を再開

 
 行政院国家科学委員会(国科会)中部科学工業園区(中科)管理局は29日、第4期二林園区(彰化県二林鎮)開発工事の再開を発表した。二林園区は地元住民が開発中断を求めた行政訴訟で、台北高等行政法院から7月30日に開発停止を命じられたが、最高行政法院が9月2日、開発許可権限は行政院環境保護署(環保署)でなく国科会にあることなどを理由に、原判決を破棄差し戻ししていた。なお中科管理局は、9月24日までに地元住民から開発に対する理解を得たと説明している。30日付工商時報などが報じた。

 中科管理局の発表に友達光電(AUO)は歓迎の意を示した上で、同園区で2011〜22年に4,000億台湾元(約1兆700億円)を投じる、液晶パネル第11世代工場2基と太陽電池工場2基の建設計画を従来の予定通り進めると表明した。来年末までに用地が引き渡される見通しだ。

 AUOのほか、中科二林園区での投資計画が認められているのは、医療器材大手の愛民衛材(I−M)と精密機械の和勤精機(CFTC)。愛民衛材は投資額1億元の予定で、10月末に新工場に着工することを決めたが、和勤精機は既に彰化県での工場拡張へと方針を変更している。

 楊文科・中科管理長は、同3社以外に50社以上が二林園区進出を計画しており、年末に改めて誘致説明会を開催すると語った。