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中鴻鋼鉄の10月熱延価格、台湾・輸出向けとも引き上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年9月30日_記事番号:T00025602

中鴻鋼鉄の10月熱延価格、台湾・輸出向けとも引き上げ

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は29日、熱延製品の10月台湾市場向け価格を1トン当たり500台湾元(約1,340円)引き上げると発表した。熱延製品価格の引き上げは2カ月連続。一方10月の冷延製品価格は横ばいとなった。値上げ後の価格は熱延が同2万1,000〜2万1,300元、冷延は同2万6,000〜2万6,500元。なお熱延製品は、輸出向けも同10〜20米ドル値上げした。30日付蘋果日報が報じた。

 証券会社によると中鴻の価格は、CSCが価格を決定する際の観測気球としての意味合いがあり、中鴻が10月価格を引き上げたことでCSCの12月価格も横ばいか値上げとなる可能性が高まった。

 またステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)および唐栄鉄工廠も同日、国際ニッケル価格の高止まりを受け、10月台湾向け価格を1トン当たり3,000元、約3%引き上げた。YUSCOは輸出向けも同100〜200米ドル引き上げた。

 値上げ後の台湾向け価格はYUSCOが1トン当たり11万7,500元、唐栄が同11万5,000元。