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作成日:2010年9月30日_記事番号:T00025607
「ネットブックは来年も成長」=エイサー
宏碁(エイサー)の林顕郎台湾区総経理はこのほど、ブームが下火となっている低価格ノートパソコン(ネットブック)について、インテルの新型デュアルコアCPU(中央処理装置)「Atom N550」とOS(基本ソフト)Windows 7(ウインドウズセブン)の採用により性能が大幅に向上した機種が9~10月にかけて発売されることで、今年の市場規模は4,000万台を維持すると予測。来年もタブレット型PCと市場を分け合うものの、さらに成長が続くとの見方を示した。30日付蘋果日報が伝えた。
ネットブックは2008年から09年にかけ2年連続で大幅に成長したが、今年は値下がりした一般のノートPCとタブレットPCに押され、市場規模予測が下方修正されていた。
しかし、インテルの「Atom N550」が8月末に登場したことで形勢が変わると林総経理はみている。林総経理は「Atom N550」は従来の製品より性能が51%向上したことで、OS(基本ソフト)に「Windows 7 Starter」の搭載、ハードディスク容量の160GB(ギガバイト)から250GBへの増強が可能となり、価格は1,000~2,000元上昇するものの、安定した需要が見込めるとして「ネットブックは死なない」と強調した。