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エルピーダの30ナノ技術、レックスチップに移転


ニュース 電子 作成日:2010年9月30日_記事番号:T00025614

エルピーダの30ナノ技術、レックスチップに移転

 
 半導体大手のエルピーダメモリは世界最先端となる30ナノメートル台前半の製造プロセスによるDRAMを12月から量産するのと並行し、台湾子会社の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)、提携先の力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)にも順次技術移転を進める見通しだ。30日付経済日報が伝えた。

 これを受け、DRAMの生産コストは30%以上低下する見通しで、レックスチップは収益性の大幅な向上が見込まれる。エルピーダ陣営は微細化技術での先行を図り、業界最大手のサムスン電子に対抗していく構えだ。

 レックスチップは現在、エルピーダの技術移転で40ナノプロセスによる2ギガビット(Gb)DDR3DRAMの試験生産を完了した段階で、年内に量産を開始する予定だ。パワーチップは、第4四半期のDRAM価格は上下10%のレンジで変動し、暴落はないとみている。このため、微細化によるコスト低下効果がDRAM価格の下げ幅を上回り、収益力が向上すると判断している。