大手旅行社の雄獅旅遊(ライオントラベル)が、「台湾で最も爽快な仕事」と銘打ってホテルの体験宿泊者「王牌試睡員」を募集するコンテストを始め、注目を集めている。コンテストは、実は提携ホテル13社のPRが目的。一次選考ではまず、応募者は9月30日~10月17日の期間中、インターネットの募集サイト(
http://blog.liontravel.com/event/hotel )に、自身がこれまでホテルに宿泊した体験談をアップする。同時に提携13社のうち自分が泊まりたいホテルを指定する。
応募者の文章はネットユーザーと審査員4人による選考を経て、11月3日に体験宿泊員13人が選出される。13人は11月8~30日の期間中に指定された13社のホテルにそれぞれ体験宿泊し、その感想を文章(500字以上)と写真(10枚以上)にしてネット上に公開。12月6~20日に二次選考が行われ、12月24日に優勝者と2位、3位が選出されるというプロセスだ。
「王牌試睡員」となった優勝者には、1年間有効のホテル無料宿泊券(52社、総額25万相当)および、小遣いとして毎月1万元(計12万元)が授与される。
審査員でもある邱文仁雄獅旅遊セールスマネージャーによると、「応募者はホテルのあらを探すのではなく、他人に推薦するPRや建設的な意見を提供してほしい」とのこと。旅行の達人、工頭堅氏は、「ホテルの細部にまで目を配り、他のホテルとは違う特色を個性的に表現することが重要だ」語る。
ホテルで眠るだけという「おいしい仕事」は確かに魅力的。応募者殺到が予想されている。