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奇美電が奇美能源を合併、太陽電池事業から一時撤退


ニュース その他製造 作成日:2010年10月1日_記事番号:T00025633

奇美電が奇美能源を合併、太陽電池事業から一時撤退

 
 液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)がこのほど、傘下の薄膜太陽電池メーカー、奇美能源(チーメイ・エナジー)を合併すると発表した。合併準備日は11月1日を予定している。奇美電は昨年、薄膜太陽電池の将来性について再検討が必要との見方から既に奇美能源の業務を縮小しており、今回同社を合併することで同事業からの一時撤退を決めた。ただ奇美電は「必ず太陽電池業界の一角を占める」と再開に強い意欲を示しており、今後、新たな技術や戦略を模索する構えだ。1日付電子時報などが報じた。

 奇美能源は、旧・奇美電子(CMO)が旧・群創光電(イノルックス・ディスプレイ)と合併する以前に設立したメーカーで、奇美電の持ち株比率は92.75%となっている。

 また有機ELディスプレイ(OLED)を開発する奇晶光電(チーメイEL)も、既に業務を停止しているとの観測が出ているが、これについて奇美電は「確かに縮小はしているが、当社はOLEDの将来性を好感しており、業務を停止することはあり得ない」とした上で、今後は旧・統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)の技術を統合する可能性があると説明した。