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李長栄化学のPPプラント、台風による操業停止から復旧


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月1日_記事番号:T00025634

李長栄化学のPPプラント、台風による操業停止から復旧

 
 石油化学大手、李長栄化学工業(栄化)は1日、9月19日の台風11号(アジア名・ファナピ)上陸による水害を受けて操業を停止していた大社石化工業区(高雄県大社郷)のポリプロピレン(PP)プラントが復旧する。フル稼働で出荷の遅れを取り戻し、10月は売上高が回復する見通しだ。1日付経済日報が報じた。

 李長栄は、数日内に生産ライン2本をフル稼働させ、ポリプロピレンを1日当たり1,000トン以上生産すると表明した。

 証券会社によると、原料のプロピレン価格の下落により、汎用ポリプロピレンは相場が下降しているが、李長栄が主力とするコポリマー製品は現在1トン当たり1,350米ドルを維持しており、まずまずの利益が見込めるという。

 さらに李長栄では、2週間近い操業停止期間中に低価格の輸入プロピレンが相次いで到着している一方で、中国の国慶節連休(10月上旬)後には相場上昇が見込まれるため、今後の利益率向上に期待している。