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汎用樹脂の10月台湾向け価格、台プラと亜洲聚合が引き上げ【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月1日_記事番号:T00025637

汎用樹脂の10月台湾向け価格、台プラと亜洲聚合が引き上げ【図】

 
 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)と亜洲聚合(アジア・ポリマー)は30日、10月の台湾市場向け汎用樹脂オファー価格を1キログラム当たり0.5~0.8台湾元(約1.3〜2.1円)引き上げた。引き続く原料のエチレン価格上昇を反映させることが狙いだ。1日付蘋果日報が伝えた。
 
T000256371

 
 各製品の1キロ当たりの値上げ幅は、▽ポリ塩化ビニル(PVC)、0.5元▽高密度ポリエチレン(HDPE)、0.5元▽エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、0.8元▽低密度ポリエチレン(LDPE)、0.8元▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、0.5元▽ポリプロピレン(PP)、0.6元──。

 なおエチレンの9月極東地区スポット価格は、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の第1オレフィンプラント(OL1)が火災により稼働を停止していること、および中東での新たな生産能力の稼働率が伸びないことを要因に、1トン当たり1,140米ドルへと12%上昇、台湾域内契約価格も同1,020米ドルと8.5%(80米ドル)上昇となった。

 台塑石化OL1は早ければ来週中に稼働を再開する見込みだが、台塑石化OL2で今月5日から43日間、台湾中油で11月3日から年末まで年次保守が行われるため、エチレン価格の上昇は今後も続く見通しだ。