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高架橋崩落事故、外国人労働者の違法雇用が問題化


ニュース 社会 作成日:2010年10月4日_記事番号:T00025650

高架橋崩落事故、外国人労働者の違法雇用が問題化

 
 台中県と南投県を結ぶ水沙連高速公路(国道6号)の北山IC建設工事現場(南投県国姓郷)で先月30日に作業員7人が死亡する高架橋崩壊事故が起きたことに関連し、建設現場での外国人労働者の違法雇用が問題化している。

 2日付自由時報によると、呉敦義行政院長は1日、関係官庁の閣僚と対応を協議し、原因究明と施工業者の責任追及に加え、行方が分からなくなっている外国人不法労働者の行方を追跡する考えを明らかにした。今回の事故では、死者のうち6人がインドネシア人不法労働者だった。行政院労工委員会(労委会)によると、全土で行方が確認できなくなっている外国人労働者は少なくとも3万3,000人に上る。

 呉行政院長は「業者は外国人不法労働者の雇用でコストを削減しようとしている。労働者の技術が未熟で危険を生み出している」と批判した。

 一方、事故原因について、交通部台湾区国道新建工程局(国工局)の曽大仁局長は「支柱の設計には問題はなかった。崩壊したのは不可解だ」と述べた。国工局第2区工程処は「コンクリートの流し込み過程で、支柱が動いて崩壊したことはあり得ない」と強調した。