ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

対中輸出依存度31%、台湾が世界最高【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年10月4日_記事番号:T00025653

対中輸出依存度31%、台湾が世界最高【表】

 
 経済部国際貿易局によると、今年1〜8月の世界各国・地域の輸出全体に占める中国向けの割合は、台湾が31.5%で最高だった。貿易のライバル韓国は25.1%ながら、前年同期比の上昇幅は1.7ポイントと最も高く、「対中依存度」は2〜3年後に30%に接近するとみられる。2日付工商時報が報じた。
 
T000256531

 
 同期のアジア主要国の対中輸出依存度は、▽日本、19.0%▽マレーシア、12.8%▽シンガポール、10.3%──で、欧州連合(EU)と米国はともに10%以下ながら急速に上昇している。

 台湾は対中輸出依存度が最も高いものの、台湾製品が中国市場で占めるシェアは日本、EU、東南アジア諸国連合(ASEAN)、韓国に次いで5位となっている。国際貿易局は、台湾が韓国にリードを許しているのは、韓国がサムスン、LGという知名度の高いブランドを持っているためと指摘。ただ、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)発効により、台湾製品は来年から市場シェア拡大が見込めると予測している。