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中国製過酸化ベンゾイルのAD関税、最高59.7%に決定


ニュース 石油・化学 作成日:2010年10月4日_記事番号:T00025663

中国製過酸化ベンゾイルのAD関税、最高59.7%に決定

 
 財政部は1日、ポリマーの合成などに使われる中国製の工業用過酸化ベンゾイル(BPO)に対し、反ダンピング(AD)関税の税率を4.73~59.7%に最終決定した。今年5月20日にさかのぼって課徴し、適用期間は2015年5月19日までの5年間となる。2日付工商時報が伝えた。

 税率は江蘇強盛化工、常熟市盛徳進出口、香港東田国際の3社は4.73%、そのほかのメーカーは59.7%。従来の関税5%と合わせると9.73~64.7%となる。

 また同日、中国産の工業用漂白剤「ロンガリット」に対する反ダンピング関税率も最終決定した。無錫市の東泰精細化工が14.72%、そのほかのメーカーは28.93%で、12月初めから適用される。

 現在、台湾が反ダンピング関税を課している輸入製品は5品目、そのうち中国製品が4品目を占める。BPO、ロンガリットのほか、タオル製品に204.1%、靴製品に43.46%が課税されている。