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富士康の深圳工場、作業員85%が基本給2千人民元に


ニュース 電子 作成日:2010年10月4日_記事番号:T00025668

富士康の深圳工場、作業員85%が基本給2千人民元に

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下、中国・富士康国際(FIH)の劉坤広報担当は、深圳工場で働く40万人余りのうち、査定基準を満たした生産ライン作業員85%の基本給を10月から月2,000人民元(約2万5,000円)に引き上げると表明した。深圳市の最低賃金1,100人民元を約82%上回る額となる。1日付中央社電が、中国の国営メディア、新華網の報道を基に伝えた。

 同工場作業員の基本給は6月に同1,200人民元へと約33%引き上げられており、今回はさらに約67%の引き上げとなる。今年上半期に同工場従業員の自殺が相次いだことを受けての措置の一つとみられている。

 深圳龍華工場生産ラインの陳衛峰課長は、基本給引き上げ後、作業員の定着率が大幅に向上すると効果を見込む。一方、管理職以上の基本給引き上げは1カ月程度後となり、引き上げ幅は作業員を下回ると説明した。