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HPのノートPC安値発注、受託メーカーが拒否


ニュース 電子 作成日:2010年10月5日_記事番号:T00025695

HPのノートPC安値発注、受託メーカーが拒否

 
 米証券大手、ゴールドマン・サックス証券の金文衡アナリスト(アジア科学技術産業研究部)は4日、ノートパソコンの受託メーカー大手が最近、ヒューレット・パッカード(HP)による安値での発注を相次いで拒否していると指摘した。5日付工商時報が伝えた。

 金アナリストによると、利益率が低い発注を拒否したのは、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)など。このうち、クアンタは中国・重慶市への工場設置に向けた投資を遅らせているもようだ。

 金アナリストは「クアンタが重慶への投資を遅らせているのは、発注の利益率が低いことが原因だ。HPはコンパルやウィストロンにも接近したが、前向きな回答を得られなかった」と指摘した。HPは最終的にフレクストロニクスへの発注を決めたという。

 金アナリストは「受託メーカーが利益率の低い発注にノーを突きつけたことは良いことで、年初来のノートPC各社による値下げ競争が一段落することを示している」と指摘した。